アフガン難民キャンプの子ども達へ届けた愛

異邦人からの贈り物は絵本「絵本づくり大作戦」の願い

絵本を手にした子どもたちの笑顔が見たい。」その想いがようやく叶いました。
5月30日、胡内佳志子メネット会計(京都ウェスト)と関西空港を出発、バンコクで山田公平日本YMCA同盟総主事と合流しパキスタンへ向かい、難民キャンプの子ども達に絵本を届けに行きました。
気温48度、想像もつかなかった暑さが私達を歓迎してくれます。

パキスタン第2の都市・ラホール市。イスラムの世界(異文化)との出会いはなかなかエキゾチックで、街並みも騒音も暑ささえ新鮮な刺激となり私達の中に融け込んでいきます。

ラホールYMCAは市内中心部。そこから車で20分ほどの所にアフガン難民キャンプはあります。もともとはゴミ捨て場。ゴミが散乱し悪臭もひどく、こんな所で生活を余儀なくされている人々の境遇に「同じ人間なのに」と心が締め付けられる思いがしました。

今も2500人から3000人の人達が生活をしているそうです。小学校対象年齢の子ども達は300人ほどいます。YMCA小学校は難民キャンプを入って直ぐの所です。レンガの壁に囲まれた中で、5歳から12歳ぐらいまでの80人ほどの子ども達が勉強しています。当然机も椅子もありません。始業時間は午前9時。午前中勉強をし、給食を食べて下校。家へ帰った子ども達は水汲みの手伝いやゴミ集め(瓶やペットボトル)をして家族のために働きます。50℃近い暑さの中で自転車の後ろに大きな袋を2つぶら下げて市内を走っている裸足の少年を見かけます。アフガン難民の子ども達です。学校へ通える子ども達は幸せです。大半の子供たちは親が教育の必要性を認めないため学校へ通わせる事を拒否してしまいます。

始めてYMCA小学校を訪問の日、見慣れぬ異邦人に不思議な顔つきに子ども達。「こんにちは」笑顔の語りかけに子ども達の顔も綻びます。はにかみながら笑顔を返す子ども達、言葉は通じなくても笑顔の挨拶で私たち異邦人を「同じ人間・仲間」として認めてくれたようです。

帰国の途に着く6月3日、絵本の贈呈をしました。

初めて手にした絵本。鮮やかな色彩の絵を食い入るように見つめる子ども達。『絵本はきれいですか?』の問いかけに、『きれい!』と返ってきた言葉。

「この笑顔が見たかった。来てよかった!」絵本づくりの願いが叶った瞬間です。過酷な環境の中でも懸命に生きている子ども達のために神様に祈りました。「この子ども達が大人になっても銃を持つ事がないように。アフガニスタンに一日も早く平和な日が訪れますように。」と。

五日間の短い滞在でしたが、笑顔で見送ってくれる子ども達に「その笑顔を忘れないで、絵本を大切にしてあなたたちの子ども達にも読んであげてね。」心のメッセージを投げキッスに込めて帰国の途へとつきました。

ワイズメンズクラブ国際協会西日本区 婦人グループ「メネット」

2005年5月30日~6月3日

アフガン難民キャンプの子ども達へ絵本を届ける アフガン難民キャンプの子ども達へ絵本を届ける アフガン難民キャンプの子ども達へ絵本を届ける アフガン難民キャンプの子ども達へ絵本を届ける