きょうから始まる温CO知新プロジェクト

空襲・特攻 僕らが伝える 学生ら聞き取り 15日、京都で集い

戦争体験者の高齢化が進む中、関西の大学生たちが全国各地を回り、体験者から聞き取りをした。終戦記念日の8月15日に京都市左京区の京都市勧業館「みやこめっせ」で集いを開き、紹介する。学徒動員されて特攻隊員になった裏千家前家元の千玄室さんも活動に賛同し、基調講演をする。

企画したのは京都、同支社、竜谷、武庫川女子など7大学の学生ら。「きょうから始まる温CO知新プロジェクト」と名付けている。

発案者は京都の経営者がつくる「経済人クラブ」代表の畑本久仁江さん(56)。2年前に千さんから特攻隊員時代の話を聞いた。

特攻機の横で特攻隊の仲間に茶をたてた時、急に母のことを想いだし、「お母さん」と叫んだら、仲間たちもそれぞれの故郷の方角に向かって「お母さん」と叫んだこと。その場にいた7人のうち、生き残ったのは千さんを含めて2人だけたったこと。若者たちに伝えようと、知人の大学講師に呼び掛けた。

当初13人だった学生は30人を超えた。うち4人が、東京大空襲の経験者、特攻隊の基地となった鹿児島・知覧飛行場の元整備士ら20人から体験を聴き、撮影した。集いでは、講演や体験の朗読の後、平和を願って灯籠を京市役所前広場に並べる。15日正午に平和を願って鐘を鳴らすよう、寺や教会に呼び掛ける。

同志社大2年で企画担当の川村太一さん(19)は広島で生まれ育った。「被爆した親類もいる私にとって、戦争は身近な話。同世代の人たちが参加したくなるような集いにしたい」と意気込む。

きょうから始まる温CO知新プロジェクト

2010年8月14日

空襲・特攻 僕らが伝える 学生ら聞き取り 15日、京都で集い