京都府議会議員(西京区) 畑本久仁枝 畑本久仁枝の公式Facebook 畑本久仁枝の公式インスタグラム

畑本京都府議会議員

2019-12-11:

2019年12月一般質問:府内過疎地域や維持困難なコミュニティの再生にあたり、京都府の役割や取り組みについて質問しました

総務省統計局によると日本の高齢化率は世界1位で、28%、3.5人に一人は65歳以上です 。京都府の高齢化率は28.8%、京都市を除くと29.9%にのぼり 、いずれも日本の高齢化率を上回っています。

私の地元 西京区は、26.9%とやや全国を下回っていますが、西京区本所と洛西支所の地域で分けると、本所は23.4%、洛西支所が33.8%、 内、洛西ニュータウンに限定すると37.7%です。 一方で15歳未満の人口は2032人で僅か9%、 典型的な少子高齢化現象が見られます。

洛西ニュータウンは昭和51年(1976年)9月に入居が開始され、43年が経過し、人口はおよそ約4万人から2万人と半減する一方で、世帯数の減少は約10%減にとどまっており、子ども世代の定住が見られないのも高齢化に拍車をかけている一因です。年齢構成別の人口推移を見ても顕著に高齢化が進んでいるのがわかります。

京都市の洛西ニュータウン アクションプログラム策定 趣旨書の中には「良好な住宅・住宅地を供給するために必要なインフラ整備が計画的に行われている住宅市街地であり、住民の方々が今後も安心して住み続けられる環境づくりに取り組むと共に、若年ファミリー層の呼び込みや定住促進を図ることなどにより、次世代にしっかりと引き継いでいくことが必要です。」と書かれています。

計画的にインフラ設備が施された自然豊かな美しい街並、安全で安心して暮らせる治安環境、教育・福祉施設が総合的に整備され、宿泊施設や大型店も在る一方で、サブセンターの老朽化によるスーパーやテナントの撤退、府営・市営賃貸住宅の老朽化や中層棟にエレベーターが無いなど、現代的な暮らしのニーズ合わない住宅事情も若年ファミリー層の定住を妨げ、子どもの就学前に周辺地域へと転出する現象が起こっています。

そのような中でも、地域を愛し、コミュニティを維持する住民の方の努力も見えてきます。「居場所カフェ」の開設や「買い物や病院の同行」、「庭木の剪定」など、「生活支えあい事業」は、 地域の高齢者の方が 主に担っておられます。 しかし、このままでは 社会的高齢化による人口の自然減と若年ファミリー層の転出により、コミュニティ維持が困難になっていきます。

そこでおそこでお伺いします。

少子高齢化社会が進展する中、府内において、この洛西ニュータウンのような状況は決してここだけではなく、増えてきているのではと思います。コミュニティを維持するだけでも 大変だとは思いますが、再び活性化してほしいという 思いもあります。伺いします。

府内過疎地域をはじめとした維持が困難なコミュニティを再生するにあたり、京都府の役割やその取り組みについてお教えください。

 

最後に要望いたします。 洛西ニュータウンは京都市が施行した新住宅市街地 開発事業ですが、府営住宅等も799戸建設されており、本府にもかかわる問題です。

今後10年間が大変重要な時間になります。素晴らしい住環境を, 次世代に引き継がれていくように、新たな街づくり構想を 府市連携の下で 再構築へ 取り組んでいただきますよう 是非ともお願い申し上げて、私の一般質問を終わらせて頂きます。

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